第5試験・評価飛行隊は1951年に創隊し、その任務は新型機の性能試験や戦術の開発、新型航空兵器の試験と投射方法の開発という、海軍航空部隊の戦力向上に欠かせないものであった。右胸に付いたVX-5は同飛行隊が夜間の任務飛行に長けていることを表す「コウモリ」をシンボルにした図柄になっている。リボンに書かれた「AIRTEVRON」は試験・評価飛行隊を意味する「Air Test and Evaluation Squadron」を縮めて表記したもので、エアテブロンと呼称する。右肩にはニューメキシコ州アルバカーキに所在する海軍兵器評価施設のパッチが付いている1960年代に入って間もない頃は、技術の発達により核兵器の軽量・小型化が進み、A-4スカイホークといった小型のジェット攻撃機でも、核爆弾を運用することができるようになてきた。左肩には乗機のA-4スカイホークのパッチが付き、背中には以前に所属していた第212攻撃飛行隊のパッチが付いている。